ブルーボタンインコをはじめとするラブバードは、パートナーと生涯強い絆を結ぶ習性があります。飼い主を一度「生涯の伴侶」と認めた個体は、呼べば飛んできて首元に潜り込み、何時間でも毛づくろいを求める「ベタ慣れ」状態になります。この深い情愛こそが、多くの飼育者を虜にする最大の魅力です。
しかし、同じラブバードであるコザクラインコとの決定的な違いとして、ブルーボタンインコは「繊細で神経質、かつ警戒心が強い」という気質が挙げられます。コザクラインコが比較的好奇心旺盛で物怖じせず突き進むタイプだとすれば、ブルーボタンインコは周囲の環境変化や他者に対して慎重で、初対面の人や見慣れない物に対してパニックを起こしやすい傾向があります。
また、おしゃべり能力に関しては過度な期待を抱くべきではありません。人の言葉を明瞭に発音することは極めて稀で、電子音や口笛のメロディ、ドアの開閉音などの環境音を真似る程度にとどまります。言葉でのコミュニケーションよりも、羽の動きや鳴き声の抑揚、スキンシップを通じたボディーランゲージを読み解くことが飼育の鍵となります。