新宿ジャックスの歴史を語る上で、決して避けて通れないのが木村泰一郎氏と木村孔次郎氏の「木村兄弟」の存在です。二人はその並外れた腕力と勝負度胸でストリートに君臨し、チームを都内最強クラスの武闘派集団へと押し上げた立役者として知られています。
兄の木村泰一郎氏は、卓越したフィジカルと冷静な判断力を併せ持つリーダーとして知られ、後に格闘技界やビジネスの世界でもその名を知られることになります。一方、弟の木村孔次郎氏は、一切の妥協を許さない破天荒な喧嘩スタイルで恐れられ、アンダーグラウンド界隈では数々の武勇伝とともにその名が語り継がれました。
歴代総長や幹部たちが入れ替わる中でも、木村兄弟の影響力は絶大でした。彼らのカリスマ性に惹かれて多くの腕自慢が集まり、新宿ジャックスは渋谷勢力や暴走族OBらで構成される他の半グレ集団に対しても、決して一歩も引かない独自の地位を確立したのです。