ポケモンにおけるホラー描写の歴史は古く、1996年発売の『ポケットモンスター 赤・緑』の時点で既に確立されていました。
初代の「シオンタウン」と「ポケモンタワー」は、不協和音が響くBGM、母ガラガラの亡霊、催眠術で子供を狙う「スリーパー」など、当時の小学生たちに刻まれたトラウマの原点です。当時のネットコミュニティでは「シオンタウンの音楽を聴き続けると体調を崩す」といった都市伝説が生まれ、後のポケモンホラーカルチャーの礎となりました。
近年の作品に至るまで、開発陣は各地方に必ず1箇所は本格的なホラーイベントを忍ばせています。『ブラック・ホワイト』の「ストレンジャーハウス」や、『X・Y』のミアレシティで突如出現する「足音のないオカルトマニア(あなたではない…)」など、説明が一切なされない怪異イベントは、SNS上で「公式が病気」「深夜にプレイして眠れなくなった」と大きな話題を呼び続けています。