地球の大きさを語る際、誰もが耳にする「赤道全周約4万キロ」という数字。これは単なる概算ではなく、18世紀末のフランスで「北極点から赤道までの子午線弧長の1000万分の1」を「1メートル」と定義した歴史的背景に基づいています。つまり、定義上そもそも地球の外周は4万km(40,000,000m)になるよう作られていました。
国土地理院や最新の衛星測地基準系(WGS 84)の精密な観測データによると、地球の正確な測定値は以下の通りです。
地球は自転に伴う遠心力の影響を受けており、完全な球体ではなく赤道付近が外側にわずかに膨らんだ「扁平楕円体」の形状をしています。そのため、横回りの赤道全周(約40,075km)と、縦回りの子午線全周(約40,009km)の間には、約66kmの差が生じます。
数学的な最短距離を目指して地球を真横に一周する場合、物理的なベースラインは約4万kmとなります。しかし、実際の旅では大陸の配置、空港の位置、航路や地形の起伏に大きく左右されるため、この数字はあくまで「地球自体の幾何学的な外周」に過ぎません。