今回のオープンで最も注目を集めているのが、2026年秋のアジア競技大会開催を記念して制作された限定スニーカーだ。名古屋城のシンボルである「金鯱(きんしゃち)」からインスパイアされたというそのデザインは、決して悪目立ちするような成金趣味ではない。上品なシャンパンゴールドのレザーに、オニツカタイガーの象徴であるアシックスストライプが繊細に浮かび上がる。
「単なるお土産物にはしたくなかった」と、デザインチームの担当者は語る。伝統的な職人技と現代のストリート感覚を融合させるため、何度も試作を重ねたという。この一足を手に入れるために、アジア各国からコレクターが旅程を変更してまで名古屋に立ち寄っている。スポーツの祭典がもたらす熱気と、ローカルカルチャーが見事に融合した瞬間だ。