彩都の核となるのが、ライフサイエンス分野の研究機関が集まるエリアだ。世界的な製薬企業やスタートアップが軒を連ね、日々最先端の創薬研究が行われている。産官学の連携がこれほどスムーズに機能している地域は、国内でも極めて稀だ。研究者たちのコミュニティも活発で、カフェやコワーキングスペースでのカジュアルな情報交換から、新たな共同プロジェクトが芽吹くことも珍しくない。
単なるオフィス街ではない。研究者たちが家族とともに暮らす街だからこそ、生活の質を高めるための工夫が随所に凝らされている。歩車分離が徹底された道路設計や、至る所に配置された公園は、激務に追われる専門職の人々に束の間の休息を与えている。