看板商品の影に隠れがちだが、他にも見逃せない逸品が揃っている。例えば、上質な海苔をふんだんに使用した「海苔おこし」だ。磯の香りと飴の甘じょっぱさが絶妙に絡み合い、お茶請けにはもちろん、酒の肴としても抜群の相性を誇る。甘いものが苦手な層からも熱烈な支持を集める名脇役だ。
季節ごとに姿を現す限定品や、伝統的なおこしの技術を現代風にアレンジしたラインナップも魅力的だ。どれをとっても、素材の持ち味を極限まで引き出すという共通の遺伝子が流れている。一通り試した後に、再び「和洋」に戻る。その循環こそが、この店のリピーターを飽きさせない仕組みなのだろう。