ネット上の掲示板やSNSでは、「偏差値45前後の私立大学」という表層的なラベルだけを見て過小評価する声が存在します。しかし、この評価は大学の真価を見誤っています。
社会福祉業界における日本社会事業大学のポジションは、一般大学における旧帝国大学や早慶に匹敵する最高峰のブランドです。大学院には全国の現役福祉指導者や行政官が集まり、福祉現場の管理職や大学教授のポストに数多くの卒業生を送り出しています。
最大の盲点は、「福祉以外の分野への汎用性」です。大手商社、メガバンク、外資系ITなどの一般ビジネス総合職を目指す場合、大学名のブランド力は一般的な偏差値相応の扱いにとどまります。「福祉業界の幹部候補を目指す」のか「幅広い一般企業を視野に入れる」のかによって、この大学の価値は180度変化します。
【プロの結論】福祉援助学科をおすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
進路指導やキャリア形成の観点から、日本社会事業大学への進学適性を整理すると以下の通りになります。
【選んで間違いのない人】
- 社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格を確実に取得し、新卒で公務員・医療機関に就職したい人
- 私立大学の手厚いサポートを受けたいが、学費負担をできる限り国公立並みに抑えたい家庭
- 福祉分野の理論的支柱や政策提言、将来的な施設長・管理職・研究者ポストを見据えている人
【出願を再検討すべき人】
- 一般企業の総合職(金融・商社・メーカー営業など)への就職を第一志望にしている人
- 都心の大型総合大学でサークルやイベントに明け暮れる華やかなキャンパスライフを最重視する人
- 福祉に関心はあるものの、現場実習や重いレポート課題をこなす覚悟がまだ定まっていない人