怪しい噂を払拭するためには、情緒的な宣伝文句ではなく、物理化学的な水質データに目を向ける必要があります。温泉水99が他のミネラルウォーターと決定的に一線を画している理由は、鹿児島県垂水温泉の地下750メートルから湧出する特異な物性にあります。
最大の特徴は、pH9.9という極めて高いアルカリ性です。日本の一般的な水道水や市販の天然水は中性付近(pH7.0前後)ですが、温泉水99は世界でも稀に見る強アルカリ性を誇ります。肉類や加工食品、過度なストレスによって酸性に傾きがちな現代人の食生活において、弱アルカリ性の生体バランス(ホメオスタシス)を保つための水分補給として物理的に理に適っています。
もう一つの決定打が、硬度1.7mg/Lという桁外れの「超軟水」です。日本の水道水の平均硬度は約50mg/L、ヨーロッパ産の硬水(エビアンなど)は300mg/Lを超えます。硬度が極限まで低い温泉水99は、水の分子集団(クラスター)が非常に細かく、細胞間への浸透力が圧倒的です。
実験として知られているのが「油と混ざる水」という検証です。通常、水と植物油を容器に入れて振っても即座に二層に分離しますが、温泉水99をごま油などと激しく混ぜ合わせると、界面活性作用に似た働きによって白濁したエマルション(乳化)状態が維持されます。この高い乳化力と浸透力こそが、飲んだ瞬間に喉へスッと消えるような独特のまろやかさを生み出しているのです。