当時、お笑いライブの現場やSNS、各種ネット掲示板では、東口に対する猛烈な批判と和田に対する同情が渦巻いていました。当時のファンの書き込みを検証すると、事件の異様さが浮き彫りになります。
「どんなに尖った芸人でも、先輩の嫁に手を出すのは人として一線を越えている」「和田さんのあの引きつった笑顔を見ていられなかった」という声が多数を占める一方、芸人仲間の間でも動揺は激しいものでした。ある劇場関係者は当時の楽屋の空気について次のように述懐しています。
「あの時期の人力舎と松竹界隈の空気は本当に異様でした。誰が誰を擁護するわけにもいかず、和田さんは舞台袖で時折遠くを見つめて立ち尽くしていました。普通なら二度と顔を合わせたくないはずなのに、番組の企画で顔を突き合わさなければならなかった。あの過酷なプロ意識は、一般社会では考えられない精神的負荷だったはずです」
芸能界特有の「スキャンダルを笑いに昇華しなければ負け」という暗黙のプレッシャーが、被害者である和田の心をどれほど締め付けたか。現場を知る関係者ほど、和田の耐え忍んだ日々の重さを証言しています。