ECサイトやSNSを通じて手軽に入手できる海外製サプリメントの流入も、事態を激化させている要因の一つだ。特に筋肉増強や極端なダイエットをうたう製品には、日本の医薬品医療機器等法(薬機法)で規制されている強力なステロイド類似物質や、ラベルに記載されていない合成成分が混入している事例が横行している。
厚生労働省の2026年最新の買上調査によると、個人輸入されたダイエット系サプリメントの約15%から、肝機能障害や心臓障害を引き起こす未承認の成分が検出された。粗悪な製造環境による重金属の混入や、成分の劣化による副生成物の発生も無視できない。安易な「即効性」の追求が、取り返しのつかない肝ダメージを招く背景には、甘い個人輸入の現状がある。