来訪者が最初に直面する疑問が、「本館(NU茶屋町)」と「NU茶屋町プラス(NU chayamachi+)」の空間的・用途的な境界線です。路地を挟んで向かい合う両棟は連絡通路等ではなく独立したエントランスを持ちますが、テナント構成のターゲット層には明確な意図が反映されています。
2005年に開業したNU茶屋町(本館)は、地下1階から地上9階建ての構成で、ファッション、雑貨、大型音楽CDショップ、そして8階〜9階のダイニングフロアから成り立ちます。ストリート感とモード感を併せ持つ若年層から30代を主軸に設計されているのが特徴です。
一方、2011年に誕生したNU茶屋町プラスは、緑化壁面と開放的なテラス空間を配し、「大人のためのサードプレイス」を標榜しています。2階から3階を中心に、ゆったりとしたカフェやイタリアン、和食、ビューティーサロンが配置されており、本館に比べて客層の年齢層がやや高く、静けさと滞在性を重視した空間設計になっています。