消防団員は「非常勤の地方公務員」という身分が与えられており、ボランティア活動でありながら条例に基づいた報酬や出動手当が支給されます。かつて問題視されがちだった「分団ごとのプール金(飲み会代への充当)」は総務省消防庁の指導および市の条例改正によって厳格に禁止され、現在は各団員の個人口座へ直接振り込まれる透明性の高いシステムが確立されています。
団員の階級は、一般の「団員」から始まり、「班長」「部長」「副分団長」「分団長」、さらにその上には「副団長」「団長」といった役職が設けられています。階級が上がるにつれて指揮責任が増すため、階級別の年額報酬も段階的に引き上げられる仕組みです。
このように、消防団の活動で得られる収入は「年収」として生活を賄えるレベルのものではありません。あくまで公務への従事に対する手当と報償金であり、活動に必要な被服や装備品は福岡市から無償貸与されます。また、活動中の負傷などに対しては手厚い公務災害補償制度が適用されるほか、一定年数以上勤続して退団した場合には「退職報償金(退職金)」が支給される点も法的な公務員待遇ならではの特徴です。