インターネット上や一部の音楽論争において、「アジカンはハガレンのタイアップ頼みで売れただけではないか」という極論が散見されることがあります。しかし、これは当時の音楽シーンのコンテクストを無視した明らかな誤解です。
事実として、アジカンは『リライト』以前に『遥か彼方』(アニメ『NARUTO -ナルト-』OP)で既にスマッシュヒットを放っており、インディーズ時代から『崩壊アンプリファー』で耳の早いロックファンを熱狂させていました。つまり、土台となる強固なライブ力とソングライティングの地力があったからこそ、ビッグタイアップのポテンシャルを120%活かしきることができたのです。
タイアップは単なる「露出の機会」に過ぎず、楽曲そのものに時代を突破する強度がなければ、20年以上もカルチャーの第一線で歌い継がれることはあり得ません。