髪色アッシュグリーンは色落ちで汚い?ブリーチなしの真相と似合わせ術

髪色アッシュグリーンは色落ちで汚い?ブリーチなしの真相と似合わせ術

髪色アッシュグリーンは色落ちで汚い?ブリーチなしの真相と似合わせ術の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

ネット上の掲示板や知恵袋で頻繁に目にする「色落ちが汚い緑になって後悔した」という口コミ。この現象の背景には、毛髪内部に残るメラニン色素とカラー剤に含まれる染料の分子サイズ、そして退色スピードのギャップという明確な科学的理由が存在します。

日本ヘアカラー協会(JHCA)加盟サロンのカラー技術指導員による解説によると、日本人の黒髪にはユウメラニンと呼ばれる赤褐色系の色素が豊富に含まれています。アッシュグリーンを作る際、カラー剤には「青(アッシュ)」と「黄緑〜緑(マット)」の染料が配合されます。青色染料は分子が大きくキューティクル付近に定着するため、シャンプーごとに最も早く流出します。一方で、緑色染料は髪内部に一定期間留まりやすい特性を持っています。

特に過去にブリーチを1〜2回行い、髪のベースが黄ばんだ14〜16トーンの状態で濃いめのグリーンを入れた場合、青みが抜けた後に「残存した黄色のメラニン」と「残留した緑の染料」が重なり合います。これが、ネット上で揶揄される「枯草色」や「苔のような濁った黄緑」へと転落するメカニズムです。

つまり、アッシュグリーン色落ちの真相とは、髪質そのものが緑に変質したのではなく、青みの流出とベースの黄色みが露出した結果に他なりません。現代のサロンワークでは、あらかじめ微量の紫(バイオレット)やグレーを補色として隠し味に加える処方が主流となっており、退色しても濁った緑にならず、まろやかなミルクティーベージュへと着地させる調合技術が確立されています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。