SNSや大手グルメサイトに寄せられるスパイシーカレー魯珈の口コミ評判を精査すると、驚異的な高評価の裏に、現場ならではのリアルな評価構造が浮かび上がってくる。
肯定的なレビューの9割以上は、スパイスの鮮度と齋藤店主のホスピタリティに集中している。「スパイスがパウダースパイスではなく、ホールスパイスの粒が口内で弾けて香りが鼻腔を抜ける」「魯肉飯の豚肉のとろけ具合とカレーの辛味のバランスが唯一無二」といった味覚への賛辞はもちろん、現場で最も多くの人を感動させているのは「接客の温かさ」である。過酷な早朝仕込みと営業を毎日続けながら、店主の齋藤氏は一人ひとりの客に満面の笑顔で語りかけ、細やかな気配りを絶やさない。「あんなに忙しい超人気店なのに、店主の人間性に癒やされた」という声が絶えない理由がここにある。
一方で、慎重な意見やネガティブ寄りの感想も存在する。代表的なものは「朝の記帳が肉体的にきつすぎる」「時間指定されても前後の行程が縛られる」「八角の独特な風味が苦手な人には魯肉飯が合わないかもしれない」という声だ。店内の席数はカウンターわずか数席。ゆったりと友人と談笑しながら長居するようなカフェ的利用を想定して訪れると、カウンター越しの緊迫した調理のスピード感に圧倒されることになる。