日本語の濁音(が行等)や半濁音(ぱ行)、数字、アルファベットを表記する場合、1マスの中だけで表現しようとすると点の組み合わせが足りなくなります。そこで点字では、「前置符(ぜんちふ)」と呼ばれる合図のマスを直前に置く2マス構成を採用しています。
1. 濁音・半濁音・拗音のルール
・濁音(が・ざ・だ・ば行):前のマスに「5の点(濁音符)」を打ち、次のマスに清音を置く。
・半濁音(ぱ行):前のマスに「6の点(半濁音符)」を打ち、次のマスに清音を置く。
・拗音(きゃ・しゃ・ちゃ等):前のマスに「4の点(拗音符)」を打ち、次のマスに該当する母音グループを置く。
2. 数字の打ち方
数字を書くときは、まず前のマスに「3・4・5・6の点(数符)」を打ちます。この数符が置かれた直後のマスは数字として解釈され、「1=1の点(あ)」「2=1・2の点(い)」「3=1・4の点(う)」のように、アルファベットのA〜J(あ行・か行の変形)に対応する形で「1〜0」の数値を表現します。
3. アルファベット・英文字の打ち方
英文やローマ字を挿入する際は、前のマスに「5・6の点(外字符)」を置きます。これにより、後続のマスが日本語のカナではなく国際標準のラテン文字として処理されます。大文字を明示したい場合は、さらに「6の点(大文字符)」を組み合わせる厳密な文法が定められています。