ハワイ旅行において、時差の数値以上に多くの旅行者を混乱させるのが「日付変更線」の存在です。日本からハワイに向かう際、日付変更線を東向きに越えるため、「時間を遡る(日付が1日戻る)」という現象が起きます。
現場の旅行代理店や現地ホテルスタッフへの取材でも、毎年多発しているのが「宿泊予約日やレンタカー利用日のズレ」です。
例えば、「8月10日の夜に日本を出発する便」に乗った場合、ハワイに到着するのは「8月10日の朝」です。時間が戻るため、出発日と同じ日付の朝に到着します。ところが、不慣れな個人手配旅行者が「翌朝に着く」と勘違いし、ホテルの予約を8月11日から入れてしまったり、逆に帰国便の日付計算を誤ってレンタカーの返却時間を間違えたりするトラブルが頻発しています。
帰国時はその逆で、ハワイを「8月15日のお昼」に出発すると、日本に到着するのは日付変更線を西へ越えるため「8月16日の夕方」となります。日付が1日進むため、日本側の仕事復帰日やペットホテルの受け取り日程を組む際は、カレンダー上で1日プラスされているかを厳格に確認する必要があります。
【プロの結論】時差を味方にする旅程設計|向いている人・注意すべき人の判断基準
19時間の時差を伴うハワイ旅行では、個人の体質や生活習慣によって旅程の組み方を明確に変えるべきです。
【タイトな日程でも楽しめる適性の高い人】
普段から睡眠の質が高く、乗り物内でもスムーズに入眠できる人や、日常的に朝型の生活を送っている人は、到着初日からアクティビティを組み込んでも順応しやすい傾向にあります。初日の午前中にレンタカーで遠出するプランも、適度な緊張感があれば問題なくこなせます。
【初日のスケジュールを極力空けるべき人】
小さなお子様連れやシニア層、普段から不眠気味な方、神経質で機内睡眠が苦手な方は、到着初日に「オプショナルツアー」や「高級ディナーの予約」を絶対に詰め込んではいけません。チェックインまではカフェでくつろぎ、初日のディナーはテイクアウトで軽く済ませて21時には就寝する――この割り切りこそが、滞在後半の満足度を最大化させる秘訣です。