過酷な療養生活を語る上で欠かせないのが、2010年に結婚した妻でフードスタイリストの大江百合子さんの存在です。事故当時、新婚生活からわずか1年半余りというタイミングでの悲劇でした。
大江百合子さんは事故直後から仕事をセーブし、連日病院に通い詰め、医師と綿密に連携しながらリハビリを全面的にサポート。退院に際しては自宅を車椅子対応の完全バリアフリー設計へと改装し、管理栄養士や作業療法士のアドバイスを取り入れながら、栄養バランスと美味しさを両立した特製介護食を手作りし続けました。世間の過度な詮索から夫の尊厳を守り抜き、プライバシーを厳格に保護しながら温かな家庭環境を維持してきた姿勢は、関係者の間でも深く敬服されています。
一方、テレビ東京系『男子ごはん』で長年息の合った掛け合いを見せていた国分太一さんとの現在の関係も、途切れることなく続いています。
事故後、番組は料理研究家の栗原心平さんを新たなレギュラーに迎え、『男子ごはん』としてリニューアル継続されましたが、番組内や節目の周年特番において、国分太一さんは常に「ケンタロウさんの席はずっと空けて待っている」と公言してきました。現在も番組スタッフや国分さん側からは折に触れて温かい見舞いやメッセージが送られており、印税や権利関係を含め、ケンタロウさんが築き上げた功績は番組関係者によって今なお大切に守られています。