「肉を切らせて骨を断つ(にくをきらせてほねをたつ)」とは、自分も相応の痛手(肉を切られる傷)を負うことを覚悟した上で、相手には再起不能となる決定的な打撃(骨を断ち切る致命傷)を与えて勝利するという意味のことわざ・慣用句です。
一切の傷を負わずに完全勝利を目指すのではなく、「無傷で勝つことは不可能」という厳しい現実を直視した上で、許容できる限界のダメージを自ら引き受け、それ以上の決定打を相手に打ち込むという冷徹なリアリズムと強い覚悟が込められています。
現代の日常会話やスポーツ実況、ビジネスシーンにおいても、「背水の陣で挑む最終局面」や「自社のコア資産を一時的に削ってでも市場の主導権を握る場面」などで広く用いられています。