倉本聰とNhkの確執劇!大河『勝海舟』降板の真相と富良野移住の裏側

倉本聰とNhkの確執劇!大河『勝海舟』降板の真相と富良野移住の裏側

倉本聰とNhkの確執劇!大河『勝海舟』降板の真相と富良野移住の裏側にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

居場所を失った倉本氏が選んだのは、東京の栄華を捨て去り、当時ほとんどツテのなかった北海道・富良野市へ単身移住することでした。冬には氷点下20度を下回る厳しい大地で、薪を割り、自然と対峙しながら生きる生活は、傷ついた作家の魂を急速に再生させていきます。

過酷な風土の中で逞しく暮らす地元の人々との触れ合いは、東京のスタジオでは決して書けない「人間の真の営み」に気づくきっかけとなりました。こうして生み出されたプロットが、1981年にフジテレビ系列で放送を開始したドラマ『北の国から』です。

電気も水道もない廃屋から始まる黒板一家の物語は、文明社会への痛烈な問いかけとなり、日本中を涙と感動で包み込みました。もし1974年のNHKとの確執トラブルと失意の富良野移住がなければ、昭和から平成を代表する金字塔『北の国から』も、名門演劇塾「富良野塾」も世に存在しなかったことは間違いありません。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。