補充を検討する際、絶対に把握しておかなければならないのが「冷媒の種類」です。初代ルークス(ML21S型)や2代目にあたるデイズルークス(B21A型)では、長年普及してきたR134aが使用されていました。R134aは冷媒缶自体が安価で、1缶あたり数百円〜千円程度で流通しています。
しかし、環境規制の強化に伴い、B40系と呼ばれる新型ルークスではエアコン冷媒に「1234yf(HFO-1234yf)」が採用されている年式・グレードが存在します。この1234yfは地球温暖化係数が極めて低い画期的な新冷媒である反面、原料コストが非常に高く、専用の充填機器も必要とします。
もし愛車の指定冷媒が1234yfであった場合、1缶あたりの原価だけでR134aの数倍から十倍近くに跳ね上がり、1回の補充作業で2万円〜3万円を超える工賃を請求されることも珍しくありません。ボンネット裏に貼られているコーションプレートに「HFO-1234yf」と記載されているか「HFC-134a」と記載されているかを事前に必ず確認してください。規格の異なるガスを誤注入すると配管内部で深刻な化学反応を起こし、エアコンシステム全損の事態を招きます。