ネット上の情報や知恵袋のQ&Aでは、過去のダイヤ情報や不正確な思い込みが放置されているケースが少なくありません。ここでは特に多い2つの誤解を是正します。
誤解1:「品川駅から乗れば新幹線『のぞみ』の自由席に確実に座れる」
これは出張初心者が最も陥りやすい落とし穴です。東海道新幹線のぞみ・ひかりの自由席事情を検証すると、品川駅に停車する「のぞみ」のほぼ全列車は東京駅始発です。東京駅で既に多くのビジネス客・観光客が1〜3号車の自由席に着席しているため、品川駅から自由席に乗り込んでも、窓側(A・E席)どころか通路側すら空いておらず、新横浜まで立ち往生するケースが多発します。
「のぞみ」の自由席で確実に座りたいのであれば、前述の午前6時00分発「品川始発のぞみ79号」を利用するか、あるいは毎時2本程度運行される「ひかり」(自由席が1〜5号車と広めに設定)を狙うのが定石です。また、繁忙期における「のぞみ全席指定席化」の対象期間かどうかも、事前にEX予約画面等で確認しておく必要があります。
誤解2:「羽田空港へ行く京急線はどれに乗っても同じ」
京急線品川駅の1番線ホームには、様々な種別の列車が次々と入線します。「羽田空港行き」の表示だけを見て飛び乗ると、痛い目を見ることがあります。最速の羽田空港行き京急エアポート快特は品川を出ると空港第3ターミナルまでノンストップですが、通常の「快特(京急蒲田で空港線分岐)」や「特急」「エアポート急行」の場合、青物横丁や平和島、京急蒲田以降の各駅に停車するため、所要時間に8〜12分の開きが生じます。
また、突発的な車両トラブルや直通他社のダイヤ乱れが発生した際、品川駅のリアルタイム運行状況と遅延情報は、コンコースの発車標だけでなく「JR東日本アプリ」や「京急線アプリ」の列車走行位置画面で確認することが不可欠です。改札前の案内板が更新される前に、手元のスマートフォンで迂回ルート(例:東京モノレール浜松町経由へのシフト)を判断できるかが、フライト遅れを防ぐ決定打となります。