Acアダプターとは?充電器との違いや失敗しない選び方を徹底解説

Acアダプターとは?充電器との違いや失敗しない選び方を徹底解説

Acアダプターとは?充電器との違いや失敗しない選び方を徹底解説についての真相をお届けします。

「端子の穴に入ったから大丈夫だろう」という安易な思い込みによるACアダプター代用の危険性と発火リスクは、製品事故の統計データを見ても極めて深刻です。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)などの事故調査資料によると、指定外の電源アダプターを使用したことによる異常過熱、基板ショート、および周辺を巻き込む火災事故が定期的に報告されています。

使用中にACアダプターが異常発熱する理由と対処法についても警戒を怠ってはなりません。手で持てないほどの熱(60℃以上)を帯びている場合、内部の電解コンデンサの容量抜けによるリップルノイズの増大や、半導体スイッチの劣化、あるいは接続機器が要求する電流量に対してアダプターの許容量が不足しているサインです。触って火傷しそうな熱さを感じたり、異臭やプラスチックが溶ける気配がある場合は、即座にコンセントから引き抜いてください。

製品の安全性を担保する公的な防壁となっているのが、日本のPSEマーク電気用品安全法の基準です。ACアダプターは、感電や火災の危険性が特に高い品目として「特定電気用品」に分類され、経済産業省が指定する登録検査機関による厳格な適合性検査をクリアした製品にのみ、ひし形のPSEマークと届出事業者名の刻印が義務付けられています。海外の並行輸入品や無名ノーブランドの激安通販品の中には、このPSEマークが存在しない、あるいはマークを無断で偽装印刷した違法製品が氾濫しています。安全回路(過電流保護・過電圧保護・温度ヒューズ)が意図的に省かれた粗悪品は、家庭内に時限爆弾を設置するようなものです。

また、ACアダプターの寿命と故障の兆候を見逃さないことも重要です。一般的な設計上の標準使用期間はおよそ3〜5年とされています。機器を動かしている最中に画面が一瞬チラつく、アダプター本体から「ジー」「キーン」といった高周波の異音が鳴り始めた、ケーブルの根元が柔らかく変形しているなどの現象は、内部のコンデンサ寿命や内部断線の明確な兆候であり、早急な買い替えが必要です。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。