一方、現在の妻・沙織さんとの間に生まれた2人の息子は、父と同じ歌舞伎役者の道を歩んでいます。
次男の陽喜くんは、2022年1月の歌舞伎座『新春歌舞伎公演』にて4歳で初お目見得を果たしました。花道に登場した際の愛くるしい笑顔と、幼さを感じさせない堂々とした見得は、劇場中の観客の心を一瞬で掴み、大きな話題となりました。
そして大きな節目となったのが、2024年6月の歌舞伎座『六月大歌舞伎』です。この公演において、陽喜くんは「初代中村陽喜」、そして三男の夏幹くんは初舞台にして「初代中村夏幹」を名乗り、兄弟そろっての華々しい襲名披露を行いました。
記者会見の場では、獅童が「自分は後ろ盾のない中で苦労してきた。息子たちには伝統の技術をしっかり教え込みつつも、自分の頭で考えられる表現者になってほしい」と目を潤ませながら語る場面もありました。舞台袖で見守る母・沙織さんの手厚いサポートと、父の背中を見て育つ兄弟の真摯な稽古風景は、テレビの密着ドキュメンタリーでも大きな反響を呼びました。