順位表の数字の裏に隠された最大の構造変化は、アジア最高峰の舞台であるAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)およびACL2への出場権と、それに付随する分配金・優勝賞金の存在です。Jリーグ公式発表資料や各クラブの決算数値を突き合わせると、国際大会に出場できるか否かで、年間の売上高に数億円単位の格差が生じる現実があります。
上位進出を果たして賞金と大会放映権分配金を獲得したクラブは、欧州や南米からの有力外国人選手や日本代表クラスの補強に積極投資できます。一方で、一度中位以下に沈んで国際舞台から遠ざかったクラブは、主力選手の引き抜きに怯えながら限られた人件費でチームをやりくりせざるを得ません。現在のJリーグ順位は、単なる今季の強弱にとどまらず、今後5年間のクラブ経営の優劣を決定づける分水嶺となっているのです。