初めて訪れる人が最も懸念するのは、システムと会計の不透明さだろう。結論から言えば、現在の二丁目において法外な請求を行う店はごく稀だ。一般的な観光客やノンケ(異性愛者)も受け入れる「観光バー」や「ミックスバー」の場合、チャージ料金(席料)は1,500円〜3,000円程度、ドリンク1杯あたり800円〜1,500円が相場となっている。
一方で、二丁目ならではの暗黙の作法も存在する。「スタッフへのおごり(キャストドリンク)」は強制ではないものの、場を盛り上げてくれたママや店員へ敬意を示す潤滑油として機能している。また、店内での無許可撮影や、他客への執拗な詮索・アウティングにつながる言動は厳禁だ。この街は多くの人々にとってのシェルターでもあり、プライバシーの保護は何よりも重んじられる。