2014年4月、念願叶って慶應義塾大学SFCの門をくぐった二階堂ふみ。キャンパスのある神奈川県藤沢市の遠藤地区まで、多忙なスケジュールの合間を縫って通学する姿が当時何度も目撃されました。
しかし、進学後の彼女のキャリアは急加速を遂げます。NHK連続テレビ小説『エール』のヒロイン抜擢、映画の主演ラッシュ、さらには社会派ドキュメンタリーへの出演や動物愛護・エシカル消費に関する啓発活動など、活動領域は劇的に拡大していきました。その結果、規定の在学年限の中で全単位を修得することは極めて困難となり、一部報道では大学を中退したとも伝えられました。
この点について本人は、学歴という「肩書」を得るためではなく、「自分が学びたい学問に触れ、視野を広げること」そのものを目的として大学に入ったことを折に触れて明かしています。SFCで学んだフィールドワークの手法や社会課題への鋭い問題意識は、現在の彼女が映画制作や社会活動で見せる卓越した批評眼に、確実に息づいています。