上まぶたのものもらいの原因とは?急な腫れ・しこりの正体と正しい治し方

上まぶたのものもらいの原因とは?急な腫れ・しこりの正体と正しい治し方

上まぶたのものもらいの原因とは?急な腫れ・しこりの正体と正しい治し方についての真相を徹底解説します。

まぶたが腫れた際、最初に見極めるべきは「細菌感染」なのか、それとも「油分の詰まり」なのかという点です。一般にものもらいと総称される疾患は、医学的には大きく麦粒腫と霰粒腫の2つに分類されます。アイケアLabやウチカラクリニックの臨床解説でも指摘されている通り、両者は原因菌の有無や病理組織がまったく異なるため、見分け方を誤ると治癒が大幅に遅れる原因になります。

まず、急激に赤く腫れて瞬きや指で触れた際にズキズキとした痛みを伴う場合、その多くは麦粒腫の原因となる黄色ブドウ球菌などの細菌感染です。まつげの根元にある汗腺や脂腺に感染する「外麦粒腫」と、マイボーム腺に感染する「内麦粒腫」があり、化膿が進むと白っぽい膿点が現れるのが特徴です。

一方で、「赤みや痛みはほとんどないのに、まぶたにしこりがある」「触ると皮膚の下でクリクリとした球状の塊が動く」という状態であれば、霰粒腫が上まぶたに生じている可能性が極めて濃厚です。これは感染症ではなく、詰まったマイボーム腺の中に脂質が溜まり、慢性的な無菌性肉芽腫(炎症性のしこり)を形成した状態を指します。いわば「上まぶたの腫れで痛くない」ケースの正体は、この霰粒腫であるパターンが大多数を占めます。

項目麦粒腫(ばくりゅうしゅ)霰粒腫(さんりゅうしゅ)編集部の着眼点主たる原因黄色ブドウ球菌等の細菌感染マイボーム腺の脂質閉塞(無菌性)感染症か排出不全かで根本から異なる自覚症状急激な発症、強い痛み、発赤、熱感軽度の異物感、触れると動くしこり「痛みの有無」が最大の識別基準典型的な治癒期間点眼治療で約1〜2週間程度数週間〜数ヶ月(長期化しやすい)霰粒腫は自然治癒に時間がかかる標準的な初期対応抗菌点眼薬・眼軟膏の投与温罨法(温めケア)、マイボーム腺清拭麦粒腫に温罨法を行うと悪化の恐れあり医療処置と費用目安排膿切開(保険適用で約1,000〜2,000円)摘出手術(保険適用3割負担で約3,000〜6,000円)霰粒腫の手術はカプセルごとの摘出が必要
松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。