古代の彫刻家ポリュクレイトスが提唱した「カノン(規準)」に見られるように、美しさの本質は徹底した数学的調和にあります。現代のフィットネス医学やボディメイク理論においても、この古典的な比率は「アドニス・レシオ」として再定義され、視覚的な美しさを測る客観的指標となっています。
理想の肉体黄金比の核となるのは、肩幅(または胸囲)とウエスト周囲径の比率です。ウエストを「1」とした場合、肩周りの外周が「1.618」に達したとき、人間の視覚は最も強い美しさと威厳を感じ取ります。単に腕や脚を太くするのではなく、ウエストを絞り込みながら肩と背中の上部を横に広げる作業が最優先されます。
また、どれほど筋肉を発達させても、皮下脂肪に覆われていては彫刻のような陰影は生まれません。くっきりと浮き出たシックスパック腹筋と腹斜筋のカットラインを露出させるための体脂肪率目安は、男性で8〜12%、女性で16〜19%が基準となります。