今回の第13話で最も大きな旋風を巻き起こしたのが、組織「テント」が長年ひた隠しにしてきた最終目標の全貌だ。単なる過激派組織でも、孤児を救う慈善団体でもない。バルカ国境地帯に眠る未採掘の稀少金属資源を巡る、国際政治の巨大な裏取引が背景に浮かび上がった。
ノゴーン・ベキが遺した手記の断片が示していたのは、孤児院の運営資金を確保するための資源開発ではなく、国家そのものを買収して独立国家を樹立するという途方にもない構想だった。かつて日本政府に見捨てられた男が企てた悲劇の復讐劇は、いまやグローバル経済を揺るがす経済戦争へと変貌を遂げている。