地方局のアナウンサーが写真集を出す。今でこそ多様なキャリアの一環として受け入れられつつあるが、彼女が最初に一歩を踏み出した当時は、業界内でも異例中の異例だった。視聴者からの「服装が過激だ」という心ないクレーム。それに屈するどころか、自身の持ち味として肯定し、写真集という形で昇華させた決断力には目を見張るものがある。
世間の好奇心や偏見を自らの強みへと変えていくプロセスは、まさに圧巻だった。噂やゴシップに翻弄されることなく、ありのままの自分をカメラの前で提示する。その潔さが、一過性のブームに終わらない強いファン層を形成する原動力となった。