現地での取材を進める中で浮かび上がってきたのは、単なる街並みのリニューアルにとどまらない、広域的なアクセス動向の激変である。すすきの駅を基点とする交通網は、かつてない利便性を確保するために新たな次元へと踏み出した。地下街「ポールタウン」を経由した大通駅や札幌駅へのバリアフリーな歩行者ネットワークはさらに強化され、天候に左右されずに移動できる快適性が極限まで追求されている。
さらに、国際観光客の急増に対応するべく、最新の交通インフラ産業が注力するマルチリンガル対応の案内システムやスマート決済の導入が急速に進んだ。羽田や関西圏、海外からの訪問客が迷うことなく目的地へ到達できるよう、駅構内および周辺の動線設計が根本から見直されている。夜間経済を支える深夜帯の輸送体制についても見直しが進み、都市機能としての完成度は過去最高レベルに達しつつある。