松竹芸能の看板を背負い、酒やタバコ、麻雀といった破天荒なエピソードを武器にバラエティ番組の席巻を続けるヒコロヒー。彼女の魅力は、一見やさぐれた風貌の裏にある、知性と客観的な視点だ。
ひな壇やトーク番組で見せる一瞬のツッコミや返しには、長年の下積み時代に培われた卓越した時代洞察が光る。番組スタッフの証言によれば、現場でのヒコロヒーは共演者のキャラクターや番組の流れを冷静に分析し、あえて自らを引いた立ち位置に置くことで、番組全体の面白さを引き立てる「軍師」のような立ち回りを徹底しているという。自身の弱みや人間臭さを隠さず、毒の中にほのかな哀愁を漂わせる話術が、幅広い層の視聴者から強い共感を集めている。