この歪んだビジネスモデルは、健全なデジタル広告市場にも影を落としている。本来、インフルエンサーマーケティングは企業とクリエイターが価値を共有し、視聴者に新しいライフスタイルを提案するためのものだ。しかし、フォロワー数やエンゲージメントを不正に買い増し、金持ちキャラを演じるアカウントが企業案件を掠め取る事態も起きている。
運営元であるMeta Platforms, Inc.もAIを用いた不正アカウントの取り締まりや規約違反に対する監視体制を強化しているが、アカウントの大量生成と隠蔽工作のイタチごっこは続いている。誇大広告や偽りのセルフブランディングが横行する現状は、広告主にとっても消費者にとっても深刻なリスクとなっている。