超大国による覇権争いは、世界各地で対照的な拒絶反応を生み出している。中国に対しては、近隣のアジア諸国や欧米先進国で厳しい評価が固定化している。一方で、アフリカや中南米の発展途上国においては、インフラ支援などを背景に肯定的な評価も根強く、世論の二極化が顕著だ。
他方、米国も無傷ではない。2026年現在の米国内政における極端な分極化や、自国優先主義的な経済政策は、欧州の伝統的な同盟国においてすら「不確実なパートナー」という強い不信感を募らせた。大国の振る舞いは常に巨大な影を生み、その反動としての批判や忌避感を世界中へと拡散させている。