悪意のある割り込みよりも、実は「良かれと思って」なされる介入のほうが厄介です。相手が悩みを打ち明けている途中で、「それはね、こうすれば解決するよ」と解決策を提示してしまうケースがこれに当たります。話し手はアドバイスではなく、ただ状況を整理し、共感してほしいだけのケースが少なくありません。
途中で解決策を提示された瞬間、話し手の思考プロセスは強制終了されます。これは支援ではなく、聞き手の自己満足に過ぎません。相手の成長や自発的な気づきを促すためには、口を挟みたくなる衝動を抑える自制心が求められます。