本大会のハイライトであり、同時に最大の難所として立ちはだかるのが「新湊大橋」だ。海面から約47メートルの高さまで一気に駆け上がる急な上り坂は、中盤へと差し掛かるランナーの脚力をじわじわと削り取る。しかし、橋の頂点に立った瞬間に視界いっぱいに広がる富山湾と雄大な立山連峰の絶景は、疲労を一瞬で吹き飛ばすほどの感動を与えてくれる。
このエリアの攻略鍵は「横風対策」と「ピッチの維持」にある。高所特有の強い海風を受けるため、上りでは無理にストライドを広げず、腕振りを意識したコンパクトなピッチ走法へと切り替えよう。下り坂で勢いに任せて飛ばしすぎると後半の膝障害につながるため、ブレーキをかけすぎない自然な着地を意識するのが完走への近道だ。