二人の密かな恋路を陰で支えた重要な人物がいる。チエミの親友であり、当時の歌謡曲界の頂点に君臨していた美空ひばりだ。「三人娘」としてチエミと苦楽を共にしたひばりは、高倉の一途な人柄を見抜き、二人が周囲に邪魔されることなく会えるよう自室を提供したり、アリバイ作りに協力したりと、キューピッドの役割を果たした。
そして1959年2月16日、高倉健の28回目の誕生日に二人はついに挙式を行った。この電撃結婚は日本映画界のみならず、日本中を駆け巡るビッグニュースとなった。世紀のカップル誕生に日本中が歓喜し、メディアは二人を「昭和の理想の夫妻」と称賛した。