親指を立てて数字を言い合うゲームが「指スマ」と呼ばれるようになった背景には、平成を代表する大ヒットバラエティ番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の存在があります。番組内のミニコーナーでSMAPのメンバーたちがこのゲームで対決し、その際に「指スマ」というキャッチーな造語が使われたことで、全国の小中高生を中心に一気にこの呼び名が定着しました。
それでは、「指スマ」以前の指スマ正式名称は何だったのでしょうか。民俗学や伝承遊びの記録をたどると、特定の発明者や単一の公式名は存在せず、古くから日本各地で自然発生的に遊ばれてきた「拇指遊戯(ぼしゆうぎ)」や「親指ゲーム」の一種とされています。テレビ番組の影響力によって、土着の手遊びに統一感のある愛称が与えられた珍しい事例です。
現在でも20代〜40代を中心に「指スマ」の呼び名は広く通じますが、番組を知らない若い世代や特定の地域では、今なお伝統的な掛け声がそのままゲーム名として使われています。