長年にわたり高血圧治療の第一線で臨床と研究を続けている名医・渡辺尚彦医師は、日常のセルフケアとして身につける降圧習慣の価値を強く主張する。降圧薬だけに依存する画一的な治療から脱却し、生活者が自発的に身体の反応に耳を傾ける姿勢こそが、根本的な血圧コントロールにつながると指摘する。
日本高血圧学会が提示する診療ガイドラインにおいても、食事療法や運動療法と並び、ストレス軽減や自律神経の安定化が血圧管理の重要項目として位置づけられている。ツボ刺激によって交感神経の緊張を緩和させるアプローチは、血管抵抗を減らし、薬だけに頼らないしなやかな体質づくりを支える補完療法として、医療現場でも前向きな評価が広がっている。