関西において病気平癒の象徴として圧倒的な信仰を集めるのが、大阪府東大阪市にある石切剣箭神社(いしきりつるぎや神社)だ。地元では親しみを込めて「石切さん」と呼ばれ、「でんぼ(関西弁で腫れ物・腫瘍の意)の神様」として知られる。
この神社で祭神として祀られているのが、薬の神様でもある少彦名命(スクナヒコナノミコト)をはじめとする神々だ。本殿前と鳥居の間を何度も往復する「お百度参り」を行う参拝者の姿は、朝から晩まで途絶えることがない。素足や靴で百度石の周りを一心不乱に歩く姿には、病魔を断ち切りたいという壮絶なまでの願いが込められている。