現代の若年層において、交際相手や配偶者との身体的接触を重視しない傾向はさらに強まっている。スマートフォンの画面の向こうに無限のエンターテインメントが存在する時代、生身の人間と向き合い、傷つくリスクを背負うことへのコストパフォーマンスの悪さを指摘する声すらある。
しかし、それは愛情の枯渇を意味するわけではない。彼らは彼らなりの方法で相手を尊重し、精神的な連帯を深めようと模索している。ただ、その関係性が「夫婦」という法的な枠組みに収まりきらなくなっているだけなのだ。制度と実態の乖離は、今後さらに広がっていくと予想される。