アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』のエンディングテーマに起用された「1/3の純情な感情」が約80万枚(累計出荷数ベース)のメガヒットを記録し、一躍トップバンドの仲間入りを果たしたSIAM SHADE。しかし、その華々しい栄光の裏側で、彼らは2002年3月の日本武道館ライブをもって一度目の解散を選びました。その後、元チーフマネージャーの中村新一氏への追悼(2007年)や東日本大震災の復興支援(2011年)、結成20周年(2013年、2015〜2016年)など、大義名分を掲げた限定的な再結成ライブを行ってきました。
ところが、2016年10月に開催された日本武道館公演『FINAL ROAD LAST SANCTUARY』を最後に、5人が揃って同じステージに立つ姿は途絶えています。2026年現在に至るまで、バンドとしての公式な新作リリースや全国ツアーの発表は一切行われていません。関係者の証言や当時の報道資料を総合すると、2016年のアニバーサリーツアー前後から、バンド運営の主導権や権利関係、将来の活動スタンスを巡ってメンバー間の意思疎通に決定的なズレが生じていたことが判明しています。
現在、オフィシャルなアナウンスがないまま事実上の活動休止状態が長期化している要因には、単なるスケジュール調整の都合を超えた、ビジネスおよび権利面での複雑な係争が影を落としています。ファンが待ち望む「5人での復活」は、現時点において極めて高いハードルに阻まれているのが厳然たる事実です。