物語のクライマックスにおいて、母親・ゆりこの過去と、なぜ彼女がリカをイグアナとしてしか見ることができなかったのかという驚愕の真相が明かされる。ゆりこ自身が抱えていた幼少期のトラウマ、そして自己否定の連鎖が解き明かされた時、ドラマは単なる「母の虐待」を超えた、壮絶な魂の救済劇へと変化する。
最終回で描かれた母娘の最期と決別は、放送当時「涙なしでは見られない」「あまりにも切なく衝撃的」と大反響を呼んだ。自分が自分であることの承認、そして親の呪縛からの解放というテーマは、平成から令和を超えた現在でも普遍的な問いとして我々の胸を打つ。配役の巧みさと脚本の緻密さが結実したこのラストシーンこそ、本作が伝説と称される最大の理由だ。