ネット上やファンの間で長年語り継がれてきた「松本友里の父親は誰なのか」という疑問に対する確かな答えは、昭和を代表する二枚目・悪役俳優の天野新士さんです。松本友里さん(本名:鈴木友里子、旧姓:嶋松)は1968年3月、天野新士さんと元タカラジェンヌの女優・和歌鈴子さんの間に長女として誕生しました。
天野新士さんは1956年に大映第10期ニューフェイスとして芸能界入りし、同期には昭和の名女優・叶順子さんらが名を連ねています。彫りの深い端正な顔立ちと鋭い眼光、そして確かな演技力で頭角を現し、大映の文芸大作やアクション映画で活躍。1960年代以降はフリーとして東映の任侠映画や各局のテレビ時代劇へと活躍の場を広げ、物語を引き締めるキーマンとして欠かせない存在となりました。
しかし、家庭生活においては友里さんがまだ幼い頃に和歌鈴子さんと離婚。友里さんの親権は母親である和歌さんが持ち、芸名・本名ともに母方の籍で育ったことから、公のプロフィールにおいて父・天野新士さんの存在が大々的にアピールされる機会は多くありませんでした。これが、後年になって「父親は一体誰だったのか」という好奇の目を集める最大の要因となったのです。