霊長類とは何か?人間とサルを分ける驚愕の進化史を徹底解説

霊長類とは何か?人間とサルを分ける驚愕の進化史を徹底解説

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霊長類の仲間は、進化の道筋に応じて大きく階層分けされています。一般に「サル」とひとくくりにされがちですが、その内部構造は極めて多様です。基本となる霊長類の分類一覧は、大きく「曲鼻猿類(原猿類の一部)」と「直鼻猿類(真猿類およびメガネザル)」に枝分かれします。

かつて広く用いられた伝統的な区分では、夜行性で原始的な特徴を色濃く残す原猿類(キツネザルやロリス、ブッシュベイビーなど)と、昼行性で大脳が発達した真猿類(ニホンザル、マントヒヒ、クモザル、類人猿、ヒトなど)に分けられていました。

日常会話で混乱を招きやすいのが霊長類とサルの違い、そして霊長類と類人猿の違いです。学術的には人間も霊長類の一種ですが、日常語の「サル」は人間を除外した霊長類全般を指すケースが一般的です。また、「類人猿(エープ:Ape)」とは真猿類の中でも特に人間に近い尾のない大型種(チンパンジー、ボノボ、ゴリラ、オランウータン、テナガザル)を指し、ニホンザルやヒヒなどの一般的なサル(モンキー:Monkey)とは骨格も知能も明確に区別されます。

分類グループ代表的な構成種主な身体的・生態的特徴尾の有無・道具使用の有無原猿類(曲鼻猿類等)ワオキツネザル、スローロリス、ガラゴ夜行性が多い。鼻腔が湿っており嗅覚依存度が高い。立体視は真猿類よりやや弱い。長い尾あり/道具使用は基本的に見られない旧世界ザル・新世界ザルニホンザル、マントヒヒ、マーモセット、リスザル昼行性中心。豊かな表情と鳴き声による社会行動。三色型色覚が発達。尾あり(新世界ザルは枝をつかめる)/一部で簡易な道具利用小型・大型類人猿チンパンジー、ボノボ、ゴリラ、オランウータン大脳皮質が極めて発達。自己鏡像認識(鏡の自分を理解)。複雑な感情や共感力。尾は完全に退化(なし)/多様な道具の加工・使用が定着ヒト科ヒト属現代人(ホモ・サピエンス)完全直立二足歩行。約1350〜1400ccの巨大な脳。記号体系(言語)と高度な抽象思考。尾なし/高度なテクノロジー・累積的文化の創造
田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。