清掃現場のプロが実践する、建材を傷めずに油膜だけを完全に除去する標準オペレーションは以下の3工程です。
ステップ1:ドライ状態での粉塵除去(乾式清掃)
油汚れの床にいきなり濡れた雑巾やモップを当ててはなりません。まずは掃除機やドライシートを使い、表面のホコリや髪の毛を完全に吸引します。水分が混ざるとホコリが油と絡み合い、床の微細な凹凸に泥状の汚れとして目詰まりを起こすためです。
ステップ2:40℃の温湯と中性・弱アルカリ洗剤による「浮かし」
油分の融点は概ね35℃〜40℃です。冷水ではなく、40℃程度のお湯で固く絞ったマイクロファイバークロスを用意します。日頃のベタつきにはウタマロクリーナーをクロス側に2〜3プッシュ吹き付けて拭き上げます。数ヶ月蓄積した頑固な油膜には、水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1を溶かしたスプレー液をクロスに含ませ、汚れ部分を優しく円を描くように拭き取ります。
ステップ3:固絞りの水拭きと完全ドライアップ
洗剤成分や浮き上がった油分を残留させないため、きれいなお湯で固く絞ったクロスで直線を描くように拭き取ります。最後に乾いたマイクロファイバータオルで水分を完全に拭き取ります。水分を床に残さないことが、フローリングの膨張変形を防ぎ、サラサラの足触りを復活させる最大の秘訣です。