杉原愛子選手の歩みを振り返ると、日本の女子体操界に遺した功績の大きさが際立ちます。4歳から体操を始め、羽衣学園高校、至学館大学、武庫川女子大学大学院と進学しながら、常にトップランナーとして日の丸を背負い続けました。
2016年のリオデジャネイロ五輪では団体総合4位入賞に貢献。続く2021年の東京五輪でも団体5位入賞の原動力となりました。特に「ゆか」の演技冒頭で見せる、右手を顔の横で掲げてウインクを決める「愛子ポーズ」は、観客や審判を一瞬で惹きつけるトレードマークとして国内外で愛されました。
2022年6月の全日本種目別選手権を区切りに第一線の強化選手としての活動に一区切りをつけ、同年から「プロ体操選手」へと転向。勝敗のみを追求する従来の枠組みを超え、子どもたちへの体操指導、メディア出演、体操のエンタメ化プロジェクトなど、次世代のスポーツビジネスモデルを自ら切り拓いています。