使う道具を変えるだけで、同じ描き順でもまったく異なる表情が生まれる。黒のゲルインクペン1本で描くミニマルなボールペンイラストは、日記やメッセージカードの余白を飾るのに最適だ。線の太さに強弱をつけるだけで、インクの濃淡が美しい陰影を作り出してくれる。
一方、親しみやすい温もりを演出したいなら、サクラクレパスなどのオイルパステルが威力を発揮する。鮮やかな色面を指で軽くぼかしたり、複数の色を重ねてグラデーションを作ったりすることで、絵本のような柔らかな世界観が完成する。YouTubeなどで折り紙や季節の手芸を発信するカミキィ(Kamikey)の作品群のように、クラフトと手描きイラストを組み合わせる試みも、工作の幅を広げるアイデアとして非常に人気が高い。